エトランジエ

一杯の珈琲と一本の煙草とカナビスと

27歳と4ヶ月の哲学

やあ、元気かい?

 

明るい思い出と暗い思い出は何って聞かれたら、なんて答える?

 

暗い思い出しか思い浮かばないって?

 

はは、そりゃあドラマみたいな人生だったんだろうね。

 

暗いどん底から這い上がるときって、どうすりゃいいのかわからないまま途方もない暗闇をただただ歩き続けているようなもんだろう、苦しいよなあ、わかるよ。

 

生来人ってのはそういった孤独を抱えて生きているものなんだと思うんだ。

 

逆に良かった思い出もきっとあるだろう?

 

中学の球技大会に向けて一生懸命バスケを練習していた時とかさ、ライブで出待ちまでして追っかけしていた時とかさ、そんな何気ないもんだよ。

 

何かに夢中になってるときって、寂しさや不安、悲しみなんてどうでもよくなっていたんじゃないかい?

 

楽しい時って孤独を忘れているからあっという間に時間が過ぎてしまうのが残念だ。

 

孤独を忘れられる心地よい時間が、私はね、「幸せ」の本質なんじゃないかと考えているわけだよ。

 

孤独を忘れる方法って沢山あるよ、部屋に転がった漫画を読み漁るとか、誰かとデートするとか、家族や友達のために料理を作るとか。

 

「幸せ」を定義して何を言いたいかというとだね、私はそういうことを沢山やって、「幸せ」だった思い出を両腕いっぱいに抱えて逝きたいって、ただそれだけ言いたかったんだ。

 

逝き方と生き方をね、たった今決めたってだけのことさ。